札幌北営ニュースNEWS

廃水処理の最新情報や新製品のご紹介、微生物情報などを発信しています

2008年10月02日

今回は小型合併浄化槽に発生した逆巻貝の対処について参考にして頂ければ・・・。

makigai1.jpg makigai2.jpg                              
○逆巻貝の生態

淡水系巻貝は、全国の河川に広く分布し、比較的きれいな水系に生息しています。


○発生の原因

浄化槽内での発生原因は
@設置時又和は清掃後の水張りに河川から吸水した水を利用した際、巻貝の卵塊が混入していた
A放流先が満水状態になり、逆流し浄化槽内に浸水する
などが考えられます。

             
○駆逐について

駆除には農薬を使用するのが一般的ですが、環境への残留性、人間への影響、また浄化槽内の微生物への影響を考慮しますと、農薬での巻貝駆逐は適していません。

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ここで、一つの例として塩素系殺菌剤による方法をご提案いたします。しかし、完全に駆逐(死滅)させることは非常に難しい状況です。槽内を空にし、壁面に付着した卵塊を完全に除去しない限り、再発生の可能性はのこります。
あくまでも、個体数の減量と考えてください。

塩素剤使用による駆除
排水処理においては、最終放流水の滅菌に塩素系滅菌剤が使用されます。一般的に使用される次亜塩素酸ソーダは、化学式NaCloで食塩に酸素が結合した形を取り、この酸素が相手を酸化分解した後は、NaCl(食塩)となり無害化されます。このことは農薬に比べて残留性が低いことを意味しており、安全性、環境対策としてのメリットがある言えます。

巻貝に対する効果
 一般的な細菌群に対する塩素剤の効果は、成分である次亜塩素酸(Clo)が細胞膜を酸化分解することで、微生物の呼吸阻害を起こさせることで殺菌して行きます。巻貝は細菌のような単細胞生物とは異なり、多くの細胞からなる多細胞生物ですので、一般的な駆逐効果には個体差が生じてしまいます。経験的には、消耗を受けた後の次亜塩素酸濃度で、20〜50ppm程度あれば駆逐可能と判断しています。

次亜塩素酸ソーダでの駆逐
 一般工業薬品の次亜塩素酸ソーダ(有効塩素:12%)を、下記計算式にて計算し駆逐効果を確認していただくことが出来ます。
50ppmの塩素濃度にするための次亜添加量(g)=対象槽容量(㎥)×5÷12

注意
処理槽に高濃度の有機物がある場合、その有機物に有効塩素成分が消耗されてしまいますので適時増量しながら効果確認をしてください。
また、可能であれば浄化槽内のバッ気を止める事によって巻貝は水上に露出してきますのでそれを狙って、次亜塩素酸ソーダの10倍希釈液を巻貝に直接スプレーすることで、局部的に対処することが可能です。

あくまでも参考になればと掲載しておりますので上記の作業は作業される方の責任において実施して頂きます様、お願い申し上げます。
posted by 札幌北営株式会社 at 06:00 | 浄化槽関連

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2008年09月12日

今回は大晃機械工業(旧 世晃産業)製のELシリーズを修理する際の注意点をご紹介致します。
ELシリーズには「EL-60」「EL-80-15」「EL-80-17」「EL-100」があります。
(他に「EL-120S」「EL-120W」「EL-150」「EL-200」もありますが今回は上記の4種類に関しての情報を・・・)
ダイヤフラムが破損した場合は上記の4機種はすべて部品が共通ですので【EL-60〜100用ダイヤフラムセット】を手配の上、交換して下さい。
ダイヤフラムが破けただけなら部品交換で良いのですがマグネット(他社ではロッドや振動子と言ったりもします)も削れて破損していたら皆さんどうしてますでしょうか?
MG2.JPG←クリック
↑こんな具合になっていたら”アウト”です。迷わず交換です。
だた気を付けて頂きたいのは大晃のマグネットには種類が2種類あると言うことです。
MG1.JPG←クリック
上の写真のように「EL-60」「EL-80-15」用と「EL-80-17」「EL-100」用の2種類です。形も違いますが、磁力が全然違います。お客さまにいろいろお聞きしますと「EL-80-17」「EL-100」の方がマグネットを破損する確立が高いように思います。


マグネットが削れていると言う事は当然、ソレノイド部も削れていると思います。
SN2.JPG←クリック
これ位なら再生出来ると思いますが、
SN.JPG←クリック
ここまでひどくなると”アウト”です。
ソレノイド部が削れると稼動時のマグネットの隙間バランスを狂わせるだけでなく定格の電流を供給出来なくなります。
よってひどく削れている場合は本体そっくり交換したほうが良いと思います。



ソレノイド部の問題がなくマグネットとダイヤフラムを交換する場合に注意点があります。

大晃機械工業(旧 世晃産業)製のダイヤフラムセットにはマグネットの隙間を均一にセット出来る様にジグ(白いプラスチック)が入っています。これを挟みながらマグネットをセットします。
DFset.JPG EL-80-17-1.JPG←クリック

このジグ(白いプラスチック)がくせ者で、これを信用してダイヤフラムを組み付けると
EL-80-17-2.JPG EL-80-17-3.JPG←クリック
同上の様にマグネットが片側に寄った状態でセットされてしまいます。
この状態で稼動させるとアッと言う間にまたマグネットが破損してしまいます。

この様な場合は
EL-80-17-4.JPG←クリック
上の写真の様にビスを緩めてダイヤフラムを手で押しながらマグネットの隙間を調整します。調整が出来たら隙間が狂わないようにビスを締め込みます。

EL-80-17-5.JPG EL-80-17-6.JPG←クリック
上の写真の様にマグネットの隙間が調整出来たら30分〜1時間くらいの時間、試運転を実施して下さい。
試運転実施中もマグネットの動きや隙間に異常が生じないか注視して下さい。
問題が無いようでしたらカバー等を取付け修理完了となります。


この隙間の調整は大晃機械工業(旧 世晃産業)製のブロワーに限らず他メーカーさんのブロワーにも同じ事が言えますので参考にして下さい。
その他のブロワーの情報は
日立ハウステック製「MB-80WTE」   http://sapporohokuei.sblo.jp/article/16866713.html
マルカ精器製「MT-80」     http://sapporohokuei.sblo.jp/article/18187448.html
も御覧下さい。

※この情報はあくまでも皆様のお仕事のお役に立つ様に公開しております。上記の通りに修理を行ったとしても必ずしも修復できるとは限りません。また機械の性能保証等は弊社は一切致しません。修理をされる方の責任において実施願います。
posted by 札幌北営株式会社 at 14:10 | 浄化槽関連

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2008年07月31日

札幌北営では本日より「浄化槽管理データBOX」と称して北海道内で多く使用されているであろう「ブロワーの分解図」、「合併浄化槽の維持管理要領書」をPDFファイルにて公開致しました。
ブロワーの修理の時や、今まで管理をしたことがない合併浄化槽の勉強にご活用頂ければ幸いです。
是非、同僚の方々にもこのデータBOXをご利用をお奨め下さい。
又、こんなブロワーの図面が欲しい、他メーカーの維持管理要領書を載せて欲しいなどご要望もお待ちしております。 
info@sapporohokuei.com

浄化槽管理データBOX  http://www.sapporohokuei.com/database.html

札幌北営はこれからもお客さまが必要とされている情報をご提供してまいります。
上記、内容以外にもご要望、ご提案がございましたら私共にご連絡下さい。
posted by 札幌北営株式会社 at 08:52 | 浄化槽関連

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2008年07月14日

札幌北営では笠原理化工業製 デジタル測定器をご購入のお客さまにLEDキーライトをもれなくプレゼント致します。

krk1.JPGkrk2.JPG

対象の商品は下記の通りです。
・DO計 DO−5Z
・pH計 KP−5Z
・塩素イオン計 CL−5Z
・MLSS計 SS−5Z/SS−5F

この機会に水質測定器の更新をお奨め致します。
札幌北営は笠原理化工業様の北海道地区代理店となっております。
DO計、pH計、CL計の各種チェッカーを所有しておりますので機器のチェックも弊社で行えます。
機械の調子が悪い場合はお気軽にお問合せ下さい。

キャンペーン期間:2008年7月〜2008年9月末日まで。又はプレゼント商品予定数量配布終了まで。

笠原理化工業製品の詳しい内容は http://www.krkjpn.co.jp/handy/index.html まで
posted by 札幌北営株式会社 at 17:23 | 浄化槽関連

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2008年07月12日

ここ最近、「浄化槽のブロワーのダイヤフラムを交換したが風量が戻らない」と言う話しを問合せでよく頂きます。
詳しく話しをお聞きすると、どれも日立製浄化槽に付いている「MB-80WTE」型のブロワーでした。(調べましたら北海道では下記メーカーの中では日立さんの設置基数が多いようでたまたま日立さんが重なったようです)
実際に拝見したところ[バッ気]or[逆洗]の切替バルブ部分の不良が原因でした。

MB80WTE.jpg←クリック

浄化槽を設置してからブロワーのダイヤフラムを交換する時期に差掛かってくるタイミングが重なって同様のご相談が多くなっているようです。
メーカー様に確認したところ下記の浄化槽に付いているブロワーがクレーム対象になっているようですので不具合がありましたら各メーカー様までご確認下さい。

・積水ホームテクノ製 SGCU-5.7.10 MB-80WTE(#7020001〜7070051迄)
・ダイキアクシス製  MCP-5.7    CP-80WDK(#060800001〜070600200迄)
・ニッコー製     NSRU-5.7   CP-70W (#061200001〜070601450迄)
・日本ゼオン製    GPC-5.7.10  CP-80W (#7040001〜7050300迄)
・日立ハウステック製 KGR2-5.7.10  MB-80WTE(#6070051〜7061200迄)

札幌北営では各社のブロワーの本体・部品をご提供しております。
修理等も承りますのでまずはご相談下さい。
posted by 札幌北営株式会社 at 11:22 | 浄化槽関連

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