今回は、非常に厄介な微生物です。
糸状菌です。
糸状菌が発生すると、汚泥の凝集性、沈降性が悪くなり最悪の場合、汚泥の流出が起こります。
SV30が90%以上とか、汚泥界面が高い場合は糸状菌を疑ってください。
比較的DOが低い状態の時に発生するので、DOを高めにしたり汚泥の引き抜きを多くして、活性汚泥を入れ替えたりして対策をとります。
緊急の場合は、塩素系の薬品を投入して対処します。
いずれにしても、あまり見たくない生物です。
ではまた。 阿部
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